2011年1月21日金曜日

プライスアクショントレード

プライスアクションは英語で略してPAと呼ばれていますが、これはテクニカル分析を全く使わない、或いは殆ど使わずにやるトレード方法として知られています。ダウ理論は投資の基礎的なものですが、実はこれが一番大事であり、これだけでも勝てます。

結論から言うと、トレンドが起きている時の相場の動きはダウ理論に基づいています。トレンドがないとトレードが出来ません。レンジ場の上下の動きでは、あまり利益にならないし、ああいう状態がずっと続く相場であるなら誰も勝ち負けのないものになってしまいますね。

レンジ場は存在しますが、確実に価格は上下して波の形をとります。大きい波が通常トレンドと呼ばれています。そして、トレンドが起こるのはダウ理論が証明しています。高値・安値を更新する動きです。

という事は、ダウ理論がまさに投資に必要な知識であり、これを基礎にしたトレード方法は理にかなっています。節目となる支持線・抵抗線に注目してその辺りでの価格の動きに注目すれば良いのです。

色々なテクニカル分析も目で判断して柔軟に考える人間の思考力には及びません。どの辺りでブレイクが起こるかの判断はプログラム化できないのです。まさに原点に返ることが投資においても重要なのです。テクニカル分析はもはや小手先のテクニック的な小道具にすぎません。

チャートを見てどの当たりで反発しているか、ブレイクが起きているかをじっくりと観察して見てください。ある一定のパターンに気づくはずです。このパターンが見れるようになれば、相場を読むことが可能となり、一見ランダムに見える相場を予測しながら攻略する事が可能になります。

2011年1月16日日曜日

酒田五法で必勝トレード

酒田五法は西欧ではトリプルトップ・トリプルボトムなどと言われていて、トレードルールの基本中の基本となっています。その他のローソク足パターンもここで紹介したいと思います。



価格が抵抗線に3回タッチしたらトリプルトップと呼ばれる形の完成です。この後、下落に転じます。



価格が支持線に3回タッチしたらトリプルボトムと呼ばれる形の完成です。この後、上昇に転じます。



天井に2回だけタッチした後に下落するパターンをダブルトップといいます。ネックラインを超えると下落になります。


ダブルボトムは2回底にタッチした後に上昇していくパターンです。ネックラインを超えると上昇します。


ヘッドアンドショルダーと呼ばれるパターンです。これもやはりネックラインを超えると下落になります。トリプルトップの変形と考えてください。


これはダウントレンドの最後あたりに見られるもので、ヘッドアンドショルダーの逆バージョンです。ネックラインを境に上昇に転じます。

さて、これらの全てに共通するのがヘッドラインを超える所です。超えればその動きについていくだけですので、とても単純で初心者でもできます。これは簡単な上に、テクニカル分析を使って複雑に考えるよりも遥かに確率が高く信頼性があります。ダウ理論の考えと同じで、支持線・抵抗線を越えたら其の価格の動きについていくという順張りのトレードです。

その他の使えるロウソクパターンは基本的に逆張り用です。ですからまず相場が高値圏や安値圏にあることを確認してください。それを踏まえたうえで、天井の場合、陰線が高値を更新した時は売りのサイン。反対に、底で陽線が安値を更新した場合が買いのサインとなります。これらのロウソク足が高値圏・安値圏で見られると、天井・底の可能性が高いと判断できます。

陰線が高値を更新 → 天井の可能性なので売り
陽線が安値を更新 → 底の可能性なので買い

実は、これだけ覚えるだけで、包み線、切りこみ線、かぶせ線をカバーできるのです。いちいち一つ一つのイメージを覚えるより単純に上の条件を頭に入れましょう。これらに加え、明星パターンを覚えましょう。下のイメージ図参照。


この二つのパターンも高値圏・安値圏での相場でやる逆張りトレードです。宵の明星は天井での逆張りで、明けの明星は底での買いエントリーとなります。

もう一つ重要なパターンは毛抜き線です。これは2つのロウソクの高値・安値が同じになるパターンです。

高値圏で二つのロウソクの高値が同じなら天井の可能性があるので売りになります。
安値圏で二つのロウソクの安値が同じなら底の可能性があるので買いになります。

これらのロウソク足は15分足チャートや1時間足チャートの方が確率が良くなります。5分足でも可能ですが、形がきれいに出易いのは15分足以上になります。