2010年8月13日金曜日

ダウ理論の抵抗線と支持線

テクニカル分析の前に、いろいろな基礎的知識をまず学習しましょう。まずは、抵抗線と支持線、そしてそれらを使った超有名なダウ理論です。簡単ですが、超重要なので絶対に覚えておいて下さい。



抵抗線と支持線はそれぞれ、英語からレジスタンスとサポートとも言います。これらのラインは、トレンドが新たな局面を迎えるポイントとなりますので、とても大事です。

通常は、直近の高値が抵抗線となり、直近の安値が支持線となります。これらの線を引いて、価格がこの付近に来たら注目しましょう。抵抗線と支持線は、見方によって違ってきますので、注意が必要です。どこに抵抗線と支持線を引けば分からない時は、一番目立つ高値と安値を目安にしましょう。


価格が高値を抜ける場合
  • さらに上昇を続ける可能性がある

価格が安値を抜ける場合
  • さらに下降を続ける可能性がある


よく初心者は一番安いところで買って高いところで売ろうとしますが、この転換ポイントを探すのは意外に難しいものです。タイミングが外れると、大きな痛手を負うリスクもあります。そういうのを狙っている初心者にとっては、高値付近に近づいたら「そろそろ下に行くだろう。」と思ってしまうのです。同様に、安値付近では、「そろそろ上に行くだろう。」と考えるわけです。実際、その理屈もそのまま当てはまる事もありますが、ダウ理論においては全く逆です。


ダウ理論

どのトレンドでもまっすぐ直線になるわけではなく、ジグザグの形になっています。例えば、アップトレンドならば、一直線に右肩上がりになるのではなく、時には下がったりしながら、徐々に上っていきます。つまり、「高値をつけた後は一旦下がり、それからまた上にあがる」というパターンになっているのです。ですからアップトレンドでは、高値を超えてきたらさらに上に向かう動きを繰り返しているのです。



実はこれだけ知っておくだけでも順張りトレードで成功できます。高値や安値を更新したらさらにそのトレンドは続く、こう覚えておけば良いのです。もちろん、必ずそういうふうに価格が動くわけではないのですが、確率的には高いですし、プロのトレーダーもそういう所は注目するポイントなのです。

私も、「こんなに価格が上がったのだから売りだろう」と売っても逆方向へ動いてしまい、何度も損した覚えがあります。順張りは比較的安全なトレードスタイルですが、ダウ理論は初心者には当分は馴染みにくいものといえます。ついつい勘に頼ってしまい、まさかこれ以上は下がらないだろうとか考えてしまいがちなのです。

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