2010年8月22日日曜日

移動平均線



移動平均線は、過去の一定期間のレート(一日の終値)の平均値をグラフ化したものです。単純移動平均線(SMA)から見ていきましょう。これを使ってトレンドを確認したり、売買のタイミングも計ることが出来ます。このテクニカル分析は、投資家の必須ツールですので、是非とも活用しましょう。

トレンド分析

価格の動きは、移動平均線から極端に動いた場合、戻ってくる傾向があります。また、強いトレンドが発生している場合は、移動平均線の上を行ったり(アップトレンド)下を行ったり(ダウントレンド)します。傾きが大きければ大きいほど、トレンドの強さが分かります。

この見方を実際に応用すると、価格の動きと移動平均線がくっついて動いている所に、急に価格が上へ向いたとします。この時の角度に注目して、急であるならば、強いトレンドが出ている事が分かります。その波にのってトレードをすれば良いわけです。

移動平均線が抵抗線と支持線

これも非常に良く使うパターンです。移動平均線はトレンドが出ている最中には、それが抵抗線や支持線の役割を果たす場合があるのです。ですから、それを目安にして損きりや利食いをして決済するのです。

短期での使い方

デイトレーダーにとって、200日間のパラメーターはあまり意味がありません。これは日足チャートで見る場合は良いとして、デイトレードでエントリーする場合には必要ないです。私が薦めるのは、5日、25日といったような短い期間です。これなら直近の値動きに反応しやすくなるからです。

良く使われるパラメーター

超短期線・・・5日線
短期線・・・25日線
中期線・・・75日線
長期線・・200日線

売買のタイミング

移動平均線を使った典型的な売買サインに、「ゴールデンクロス」「デッドクロス」があります。
2本の移動平均線を用いて、位置関係をもとにトレンド転換を判定する重要なサインです。

    


指数平滑移動平均線(EMA)


20EMAで設定すると、非常に有効です。EMAの利点は、SMAより反応が素早く、よりリアルなトレンドの方向性や売買のポイント、ポイントが捉まえやすいからです。また、グランビルの法則を用いて、売買のタイミングを見極める事もできます。

買いパターン

1.移動平均線が下降から横ばいになり、さらにレートが移動平均線を突き抜けた時



2.移動平均線が上昇し、レートが移動平均線を下回った時



3.上昇している移動平均線より上で、レートが下がったものの、移動平均線に触れずに反発した時



4.下降している移動平均線を、レートが大幅に下回り、大きく離れた時




売りのパターン

1.移動平均線が横ばい、または下降し、レートが移動平均線を下回った時



2.移動平均線が下降し、レートが移動平均線を上回った時



3.下降している移動平均線より下で、レートが上昇したが、移動平均線に触れずに下落した時



4.上昇している移動平均線を、レートが大幅に上回り、大きく離れた時

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