2010年10月23日土曜日

どの時間チャートを使う?

デイトレードなら、週足チャートを使う必要は殆どありません。その日に動く価格の値段は、先週の価格の影響があるというよりも、ニ、三日前のものが影響する程度です。特に前日の動きの反発などはよくあるものです。ですから、まず日足チャートを見るというのは基本でしょう。今日の全体的な動きを予想するには欠かせません。

さて、昨日の動きが全体的に下がっていれば今日は反発があるか、それともそのまま大きなトレンドが影響して今日も下がるのかを予想を立てます。連続してトレンドが続くかは、テクニカル分析よりもファンダメンタルズ分析がいいかも知れません。2日連続で続く大きなトレンドは、大きな経済の動きが関与しているからです。そういう場合は、テクニカル分析的な確率に基づいた予測が不可能になっています。

日足チャートで分析した後は、4時間足チャートが使えます。そして1時間足チャート。スキャルピング用に使えるのは、5分足や1分足チャートでしょう。使い分けが必要なので、一つのチャートだけを使うことはリスクがあります。ズームインで見る場合と全体を見る場合では、全く違って見えますので、なるべく多くのチャートを見る必要があります。具体的に検討しましょう。

スキャルピング用

15分足チャートとそれ以下の時間チャートでOKでしょう。数分ほどでトレードを終えてしまうのなら、1時間足チャートなどを主に使う必要はありません。ちょっとした参考程度でOKです。

デイトレード用

数時間ほどの長さでトレードするなら、1時間足チャートをメインとして、4時間足チャートの利用もOKです。スキャルピング以外でのデイトレードなら、1分足チャートは必要ありません。


まとめ

全ての時間足チャートを見ることが基本的には大事ですが、デイトレードなら殆ど日足チャートとにらめっこしないでしょう。2,3日かけて大きな値幅を狙うスイングトレードなら必要ですが、私としてはよほどの資金がない限りスイングトレードはお薦めしません。FXにおいてスイングトレードをする人は、資金力のある人です。逆に動いて-80pipにも耐えられるのなら、スイングトレードも良いでしょうが、出来れば最低でも2日で決済したいところです。