2010年12月15日水曜日

インジケーターの最適化

メタトレーダーを使ってトレードしている人にとって、テクニカル分析に使うツールといえばインジケーターですが、そのままのパラメーターでは利用価値があまりない事があります。

これはインジケーターそのものが使えないと解釈する人もいますが、実際の問題としては、インジケーターの設定とトレーダーの使う時間軸の誤差にあります。例えば、一目均衡表はスイングトレード用としてむしろ使ったほうが良く、1時間足チャート以上でないとあまり正確ではありません。ベストの時間軸は日足とされています。ですから、週足チャートで大まかな流れを読んだり、スイングで利益を取るというパターン以外の利用は価値が半減してしまいます。

もし15分足やそれ以下の時間チャートで利用したいなら、パラメーターの設定を変更するしかありません。これによって、ダマシやズレを修正すれば良いのです。過去のチャートを見ながら検証すると良いでしょう。ある通貨ペアによっては、その独特の動きや癖みたいなものがありますので、パラメーターも特殊の数字に設定する事も必要となるでしょう。

相場の動きは、テクニカル分析の開発者よりも正しく、彼らの計算方法では対処できない局面があるわけです。ですから、その局面に応じたパラメーターの設定にすれば、今まで使えないと思っていたインジケーターやテクニカル分析ツールも使える事になるでしょう。

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