2010年12月29日水曜日

FXで地道に稼ぐコツ

初心者にとってFXとはギャンブル的な投資というイメージが強いようですが、確実に稼げるシステムを身につければちょっとしたお小遣いや副収入源として非常に頼もしい存在となります。この場合、楽して儲けるという間違った考え方を捨て、あくまでもアルバイト的な仕事として捉えると良いと思います。

FXを仕事だと考えると、それでお金をもらうのは当然ですよね。そして仕事だから手を抜いてはいけないし、真面目にやらなくてはその報酬がないものと思ってください。それを踏まえて、幾つかのポイントを考えてみましょう。

  • きっちりとFXの基礎を身につける
  • ノルマ(やるべき事)を設定する
  • 仕事の意識をもって取り組む
どんな仕事でもその基礎を最初身につけさせられます。職場で最初分からない物事はその用語ですとか大まかな仕事の内容を把握しなければなりません。FXも同様に、用語の理解から入って基本的な事柄を頭に入れます。

ノルマはこの場合、自分のスタイルにあったトレード方法から損切りなどに至るまで、毎回のトレードにおけるやるべき事を決めます。最初は小さな目標を立てましょう。損切りもいきなり10pipsではなく、3pipsくらいに設定します。

真面目に仕事をするという意識を持ってFXをすれば、簡単な気持ちでポジションを取らずにトレードできます。これはリスク回避と自分で決めたルールを守る事に関わります。中途半端な態度でポジションを取ると、だいたい負けてしまうのがオチですし、運で勝ったとしてもそれを持続させる価値のないものなら意味がありません。数回のまぐれよりも毎回の手堅いトレードの方が最終的に利益を生み出します。

それでは具体的なトレード方法を紹介します。まず手堅いトレード方法をスタイル別に挙げて見ます。

  1. 一目均衡表を使ったスイングトレード(日足チャートをベース)
  2. ブレイク狙いの順張りトレード(1時間足チャート)
  3. 5pipsを狙ったスキャルピング(5分足チャート)
あまり時間がないけどFXでトレードしたい人は、スイングトレードが向いているかも知れません。日足チャートがベースですから、1日に数回チャックするだけでOKです。一目均衡表の手堅いエントリーとしては、三転向です。買いのエントリーなら、転換線が基準線を上回る、遅行線がその時の終値を上にある、現在の終値が雲よりも上にある、場合です。一般的にスイングトレードは資金がある人に向いていますが、一目均衡表の三転向でのエントリーはとても手堅いものとして有名ですから、資金が20万円くらいの人でもOKでしょう。

ブレイクを狙ったデイトレードを1時間足でやるトレード方法は、チャートを数時間以上見張っていないといけません。ブレイクが起こりそうな時間帯は平均して3時間くらい続くからです。レンジ場での支持線・抵抗線をチェックしておいて、相場が動きそうな時間帯まで待ちます。ロンドン市場やニューヨーク市場が最もブレイクの起こりやすい時間帯ですので、それらの市場がオープンして3時間くらいは注意を払います。支持線・抵抗線を越えたら順張りのエントリーとなります。

もっとFXに時間を費やす事のできる人ならスキャルピングをおすすめします。これなら資金が10万円でも始められますし、エントリーの回数を多くして手堅く稼げます。ただし毎回の利益も少し抑えてやるのがコツです。5pipsの利益を目標にして、2~3pipsくらいの損切りにします。スキャルピングはレンジ場でも活躍しますし、ちいさいトレンド発生の時でも活躍します。

2010年12月26日日曜日

必勝トレードパターン MACD

MACDはとても人気のテクニカル分析ですが、これを使ったトレード方法を紹介します。いわゆるゴールデンクロスとデッドクロスは見た目にも簡単に確認できますし、初心者向けのトレード方法としては悪くありません。

トレードスタイル: 順張り

チャート:4時間足、1時間足

使うテクニカル分析

MACD(12,26,9)
ストキャスティックス(10,3,3)
RSI(9)


4時間足チャート

まず4時間足チャートで大きなトレンドの方向を確認します。トレンドラインを引くなり、パッと見た感じの印象でもいいですから、トレンドの方向を確認してください。方向性が全くない場合はエントリーを待ちます。

1時間足チャート

もしアップトレンド中でトレードしたいなら、ストキャスティックスの線2本が上向きになっていて尚且つRSIがちょうど50%以上になったポイントを見つけます。最後にMACDでアップトレンドを確認します。0ラインへと上昇してきている(マイナスゾーンからの上昇)なら絶好のタイミングです。ダウントレンドならすべて逆になります。



この3つの条件がそろうポイントは、アップトレンドの初期によく見られますので、絶好のポイントとなります。現実的にはこのタイミングを逃す可能性が高いですが、遅すぎなければ十分にトレンドに乗る事は可能です。ただし、ストキャスティックスやRSIが両方とも買 われすぎゾーンに達していればエントリーは見送りします。
  • 必ず4時間足チャートと同じ方向に向かってトレードする事 (順張り)
  • 2つのオシレーターが買われすぎ・売られすぎならエントリーは見送る
  • MACDの0ラインに注目する

エントリーロジックについて


このトレード方法においてのエントリーは、MACDに最終的な決定権があります。オシレーターは反応が早い為にダマシも多くなりますので、MACDで確認する必要があります。MACDの反応は逆に遅いですが、ダマシを回避する目的として使えます。例えば上の図では、RSIがいち早くアップトレンドをキャッチしていたのが分かります。オシレーターだけに頼ると、図の左端から3番目の大きな陽線がこのアップトレンドの最初のロウソクとなります(RSI50%以上、ストキャスティックス2本線上昇)が、その時点でポジションを取っていたとしたら、十字線以降は大きな反発となっていて、損切りでトレードが終わってしまっていることでしょう。一般的にMACDの0のラインを超えた辺りからのエントリーが無難と言われますが、マイナスからプラスに確実に上昇しているという動きがロジックです。

MACDのエントリーロジックに加え、オシレーターで買われすぎでない事を確認すれば、高値圏で買ってしまうという遅すぎるタイミングのダマシを排除できます。RSIと併用すればダブルチェックの効果が期待できます。スローストキャスティックスの設定なので、若干遅いエントリーシグナルになりますが、トレンドが安定した所からのエントリーになりますので、早すぎずにトレンドに乗る事ができますので、その辺のダマシの回避にもなります。

このトレードの弱点

ダマシを減らす為には大きなトレンドの流れを4時間足や1時間足で見る方がいいのですが、1時間足チャートでMACDのサインでトレンドに乗るとどうしても若干遅れてしまう傾向があります。しかもこのトレード方法のエントリーロジックは、確実にトレンドに安定性が出てきてからのエントリーとなります。ですから、トレンドが小さい場合には向いていません。かといって十分に待たずにエントリーしても早すぎて危険性があります。対策として15分足チャートを使ってエントリーのタイミングを早く見つけるのも一つの方法ですが、この場合も1時間足と4時間足で同じ方向になっている時だけトレードした方が無難と言えます。