2010年8月7日土曜日

逆張りトレード

逆張りトレード

逆張りトレードとは、トレンドが変わるポイントでポジションを取るトレード方です。トレンドはずっと続くものではなく、かならず終わりが来ますが、その時に方向が転換する事がよく起こります。つまり、今までアップトレンドだったものが終わり、今度はダウントレンドに変わって価格が動いていきます。逆張りトレードは、その方向転換するポイントを狙って大きな利益を取ろうとするトレード方法です。

順張りのトレードは、現時点のトレンドの流れに乗ってその波に乗るやり方ですが、逆張りはその波が表れる前に準備をします。この場合、トレンドの始めから終わりまで狙えますので、最大の利益獲得が期待できます。しかし、トレンドの変わるポイントを探すのはなかなか難しいですし、裏目になってしまうと損失も大きくなります。

2010年8月6日金曜日

順張りトレード

順張りトレード

順張りトレードとは、トレンドの流れに沿ってトレードするやり方です。価格のトレンドには2種類あり、アップトレンド(上昇)とダウントレンド(下降)があります。チャート上に表わされる価格の移動を見ると、上か下に動いているのが確認できますね。ちなみに、上下どちらにも動いていない場合はレンジ場といって、価格の変動があまりない時期です。

トレンドに乗ると大きな利益を期待できます。価格の動いていく方向へついてけばいいのです。皆が買っているのに自分は売っても損失を招くだけです。順張りトレードに必要な判断は、価格がどういうトレンドになっているかを見極める事です。

トレンドの見極め方
  • 複数の時間帯のチャートを使う
  • 日足、4時間、1時間のチャートが信頼度が高い
チャート上のロウソクの高値どうしをつなげて線を引いてみる。安値どうしにも線を引いてみる。斜線が右肩上がりならアップトレンド、下がっているならダウントレンドと判断。

2010年8月5日木曜日

スキャルピング

スキャルピング

トレードテクニックの一つで、もっとも短い期間での取引となります。どれくらい短いかというと、ほんの数秒から分単位くらいです。一般的にはリスクが高く、タイミングなどの問題もありますし、相場に慣れていないと難しいかと思われます。多くの場合、直感なども必要とするので初心者向けではないでしょう。スピードや直感を必要とするスキャルピングは、いつでもそのチャンスがありますので、これが上手いトレーダーは相当な利益を期待できます。

このトレード方法の長所は、どのタイミングでポジションを取ればいいか分かれば、1日に何十回もできますし、どんどん利益を獲得していけます。ただし、一回の取引当たり、ほんの5pipくらいを目標としたほうが無難です。pipとは通貨の損益単位で、1万円の取引の場合、5pipならだいたい500円くらいになります。

私がよくやるスキャルピングには、二つの種類があります。一つは、経済指標のニュースを利用したもので、リスクも若干あるものの、変動の大きさを利用してたくさん稼げます。もう一つは、レンジ場での小さな波の動きを利用したものです。こちらの方は手堅いトレードとなっています。

ニューススキャルピング

重大ニュースの発表後の価格の変動はものすごいパワーがあります。順張りのトレードでは、トレンドの波にのって利益を出すやり方ですが、ニューススキャルピングの場合は、波というよりも、短い期間の勢いにのって利益を出すやり方です。ですから、僅か10秒程で取引が終わります。場合によっては、それよりも短く逃げた方が良いこともあります。やり方はとても簡単で、経済指標のニュースの結果によって、ポジションを取るだけです。この場合大事なのが約定の安定性です。せっかくタイミングよくポジションを取ったつもりが、FX会社のサーバーの不安定さが原因で、殺到した注文に対応できないような場合ですと、チャンスを逃す事もあります。また、スリッページが起こった場合に、激変動後のポジションを取ってしまったら、大損害をこうむる事もあります。このスキャルピングをやるなら、FXプライムなどの業者をおすすめします。

ニューススキャルピングのやり方

  1. 重大な発表を待つ
  2. 発表後の数字によってすぐさまポジションを取る
  3. ポジションを取るのが発表後30秒も遅れたなら見送る
  4. スリッページを設定するか、クリック時の約定率の高いFX業者を選ぶ
殆どのFX業者はFXに関するニュースの速報も提供していますので、その辺はまず問題にならないと思いますが、私の使っているFXプライムは、とてもよい情報を提供していますので非常に役に立っています。

2010年8月4日水曜日

スイングトレード

スイングトレード

スイングトレード

デイトレードよりももう少し長い期間で取引するスタイルです。短くて2-3日からが主ですが、人によっては1週間もポジションを保持する人もいるでしょう。通常は短期というよりは、中期とみなされます。これ以上長い場合なら、長期トレードとなり、数ヶ月単位でポジションをキープして、スワップポイントを目的とした投資などを目的としている人もいます。

スイングトレードの場合は、数日後の価格の変動を読む事になりますが、激しい波のある時期にはかなり危険だといえますので、個人的にはお勧めしません。数日間のポジションキープにより、多くの利益獲得を期待できますが、効率はデイトレードより劣るでしょう。どちらかというとゆったりとしたペースで投資したい方に向いているようです。資金に余裕のある方向けでもあり、スイングトレードで始めたいなら、100万円くらいは必要でしょう。

2010年8月3日火曜日

デイトレード

デイトレード

デイトレードとは、1日の間での取引で、翌日にポジションを持ち越さずにその日のうちに決済するトレードスタイルの事をいいます。このトレードスタイルだと、毎日が決済日となりますから、利益を確実に毎日増やしていく事になります。この投資スタイルがもっともポピュラーなやり方ですので、初心者の方はデイトレードをお勧めします。

為替相場においては長期的な予測の方が中長期の予測よりトレードの流れが分かりやすいかもしれませんが、毎日といって良いほど上昇トレンド・下落トレンド・レンジ相場があるわけで、その中で利益を獲得すれば良いのです。しかも、長期で見た場合ですと、買いのポジションを持った場合に、多少のマイナス局面に入ってもそのうち上昇するだろうと、かなり余裕がないと投資できません。つまり、資金が余裕でないと長期は危険であるといえます。ポジションを長く持つという事は、その間の波の動きに耐えられないとムリなんです。

ですから、デイトレードのようなスタイルだと、マイナスの局面を避けて価格の波に乗っている所を見つけてトレードするので、必要以上にポジションをキープする事なく効率の良い回転になります。また、少しづつ口座に金額が増えてきますと、取引量を増やせたり、より多くのポジションを持つ事ができて、投資全体に加速をかける事もできます。最初は毎日2000円程の利益でやっていたのもすぐに5000円くらいになっていき、効率が断然よくなってきます。

2010年8月2日月曜日

損切りについて

損切りが出来ないのが初心者の典型です。負けのまま決済するという事は、本来の目的ではないですし、取り戻してやろうとする心理が起こる為に、ついつい負けているポジションを放置してしまいがちになります。

ところが、そういう状態が長くなると、さらに大きな損となっていく場合がよくあります。ついに我慢できなくなって決済してしまい、終わってみると予想以上の痛手を負ってしまうというシナリオです。これが初心者のよくやるミスでして、分かっていてもそうしてしまうのが人間の心理なのです。自分が設定したリスク管理に基づいて損切りをしなければ、最終的に負けの投資になってしまうでしょう。

損切りを失敗と考えるのではなく、きちんとしたリスク管理の行為と理解しましょう。損になれば、その時の投資は確かに負けになりますが、全体的な負けではありません。損切り自体は、リスク管理の一環として行うべきものだからと、割り切って行動に移せば大きな痛手を負わなくて済みます。投資をするにあたって、常にリスクはつきものですから、いかに浅い傷に済ませるかを考えましょう。相場は思い通りに行くことはなかなかありません。予想とは違った方向に向かった場合は、思い切って損切りする勇気が必要です。失敗とは受け取らずに、リスク管理としてきちっとやっていくべきです。利益の方でカバーすれば良いわけですし、潔く負けを認める事が成功の秘訣です。

2010年8月1日日曜日

いくらから始めたら良いか?

以前はレバレッジを400倍かけて取引できるFX業者などもありましたが、今年の8月から始まったレバレッジ規制によると、最大50倍と変わりました。一攫千金タイプの投資家やギャンブラーなどにとってはFXの魅力が半減されたかもしれませんが、これは同時に初心者を守る為の制度でもあります。ところが、最近でも1万円からスタートできるFXのコースなどがあり、この手軽さが実は罠でもあるのです。

もう一度レバレッジのおさらいをしてみて下さい。

1万円から投資できるのはとても魅力的ですが、あまりにも小さな金額です。これだと、大きな借金を抱えてプレーするわけですからロスカットも発生しやすく、僅かな価格の変動にも耐え切れない事もあります。私がお勧めする投資金額は、最低でも30万円でしょう。10万円でもしっかり勉強して挑めば大丈夫かもしれませんが、「手軽さ」の魅力に負けて軽い気持ちで1万円を口座に入金しないようにしましょう。しっかりとした軍資金があれば、より手堅い投資になる、と理解して下さい。

1万円から始めた場合 → 一回の取引が約50倍のレバレッジ

初心者がいきなり50倍のレバレッジで取引するのはかなり危険といえます。それほど大きな変動がないとは言え、初心者にありがちな「損きり」をせずに負けたままのポジションをだらだらと保持した場合は、すぐにロスカットされてしまい、あっという間に退場させられてしまいます。慣れないうちは、レバレッジを10倍くらいにしておいたほうが無難でしょう。