2011年2月28日月曜日

ファンダメンタルズは重視しないのが基本

ファンダメンタルズを重視してトレードできるプロの集団は相場を動かす力のある機関投資家達です。元ディーラーでかなりの経験がない限り、個人のプロでもおいしいインサイド情報はゲット出来ないかも知れません。

ファンダメンタルズが相場を動かすほぼ直接的な原因となっているのにも関わらず、それを重視しないのが基本的な姿勢です。矛盾しているようですが、アナリストの予想が外れる事が多いのは、ファンダメンタルズだけの予測は、投資のプロ集団のような企業でないと一般的に難しいからです。一個人の中途半端なアナリストだと予測が外れるのは世界どこでも共通です。アメリカで知られている某アナリストも予想がよく外れるというので、「彼の予想の逆張りがエントリーサイン」だとジョークであしらっている始末です。

ファンダメンタルズを分析して相場に挑むよりも、チャート上で価格の動きを分析した方が直接的で分かりやすい場合が殆どです。チャート上に表れる価格の動きは需要と供給の動きなので、それだけを追った方が迷いもなくなります。ただし、アメリカの重要な経済指標で大きく数字が変化する時は注意が必要だと思います。アメリカの経済指標は、直接ドル高・ドル安になりやすいからです。全ての経済指標の数字をチェックしてする必要はありません。

指標スキャルというトレード方法もかなりギャンブル的なので、控えた方が良いのが手堅いトレードになりますが、反発狙いやストレートに影響してくる指標を選んだ方が無難でしょう。一般的には雇用統計を筆頭に、FOMCの声明、貿易収支やGDPなどが重要な指標です。その他の国の金利政策なども相場を大きく動かすのでトレード自体を避けるか、相場と数字をきっちりと確認してから反発狙いのスキャルピングをする方が賢いといえます。

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