2010年8月2日月曜日

損切りについて

損切りが出来ないのが初心者の典型です。負けのまま決済するという事は、本来の目的ではないですし、取り戻してやろうとする心理が起こる為に、ついつい負けているポジションを放置してしまいがちになります。

ところが、そういう状態が長くなると、さらに大きな損となっていく場合がよくあります。ついに我慢できなくなって決済してしまい、終わってみると予想以上の痛手を負ってしまうというシナリオです。これが初心者のよくやるミスでして、分かっていてもそうしてしまうのが人間の心理なのです。自分が設定したリスク管理に基づいて損切りをしなければ、最終的に負けの投資になってしまうでしょう。

損切りを失敗と考えるのではなく、きちんとしたリスク管理の行為と理解しましょう。損になれば、その時の投資は確かに負けになりますが、全体的な負けではありません。損切り自体は、リスク管理の一環として行うべきものだからと、割り切って行動に移せば大きな痛手を負わなくて済みます。投資をするにあたって、常にリスクはつきものですから、いかに浅い傷に済ませるかを考えましょう。相場は思い通りに行くことはなかなかありません。予想とは違った方向に向かった場合は、思い切って損切りする勇気が必要です。失敗とは受け取らずに、リスク管理としてきちっとやっていくべきです。利益の方でカバーすれば良いわけですし、潔く負けを認める事が成功の秘訣です。

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