ForexFactoryのトレード手法と酒田五法
質の高いトレード手法といえばForexFactoryで紹介されているものが知られていますが、1000を超えるトレード手法でもトップクラスのものは僅かです。それらのスレッドのページビューは数百万を超えていて多くの英語圏のトレーダーが参考にしてきました。ページビューのランキングはトレード手法の人気と必ずしも一致しませんが、より多くの人が注目したものには違いありません。ちなみに私としては星5つの評価のあるトレード手法だけを絞れば、例えページビューが少なくてもよいトレード手法を見つけやすいと思っています。なぜなら古いものは2007年からのものもあり、それが理由でページビューが多いわけでもあるからです。
それらのトレード手法で良く使われているものは、テクニカル分析で言えばEMAやMACD、分析方法で言えばプライスアクションでしょう。その中に酒田五法を応用したものもあります。これは彼らが特に酒田五法を研究したというのではなく、単にヒゲつきのロウソクや特別のロウソクに注目しているだけです。英語ではヒゲつきロウソクのことをPin Barと表現します。
*必勝酒田ロウソクパターン でおさらいする事をおすすめします。ちなみにVolume Analysisと呼ばれるトレード手法(出来高を元にしている)でもこのPin Barに注目しています。
ダウ理論を元にしたトリプルトップなどのプライスアクションも酒田五法の三山、三川なども共通した相場の捉え方をしていますね。世界共通であるという事はとても信憑性が高いと考えられます。特定の酒田五法のロウソクパターンを利用しているトレード方法は下のとおりです。
・長いヒゲつきのロウソクに注目したもの
・はらみ線に注目したもの
・抱き線に注目したもの
これらのものは重要な酒田ロウソクのパターンですが、中にはエントリールールの大半を占めたりしているトレード手法もあるくらいです。面白い事に、別の角度から理論的に考えてエントリールールを作成したトレード手法も、酒田のロウソクパターンを利用してエントリーするものに非常に似たものもあったりします。要するに、見方はちょっと違っても理論は同じという事です。トレード手法のロジックに目をつけた場合、そういう一致性の発見が多くあるものです。
関連記事 → トレード手法の共通性
特定の酒田五法のロウソクパターンが海外でも用いられているという事は、なんらかの普遍性があり信頼度が高いのではないでしょうか。時にはそのまま名前も用いられる事もあるほどです。(Haramiは特にそのまま使われるようです)基礎中の基礎ですが、これらのロウソクに気をつけてトレードしていない人ももう一度おさらいして欲しいと思います。
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